DINETTE株式会社様

マーケティング本部SCM部 部長 徳井氏

「すべての女性が『自分のファンであり続ける』ための毎日に寄り添い､自分らしい人生を歩んでいける社会創出」を目指す、DINETTE株式会社。2017年にSNS等のインフルエンサー事業を中心に設立された後、2019年に自社開発・販売された商品はまつ毛美容液中心に、2023年3月時点でシリーズ累計約100万本を超えるヒットとなっている。
同社がその物流面でのパートナーとして選択したのが、ベルーナの物流発送代行だ。EC、卸、商品の出荷計画などを担うマーケティング本部SCM部 部長・徳井氏に、その選択の背景と効果について伺った。

ミス多発も改善できないジレンマ。事業急拡大で業者乗り換えを決断

Q：導入の背景を教えてください。
それまで、物流に関しては別の事業者様に委託していました。しかし残念ながら、ピックミスや商品そのものの相違など、日常的にミスが多発していました。間違いがあるのは仕方がないことですが、それを改善しようにもわれわれは倉庫に立ち入ることができず、日々どのようなオペレーションが行われているのかも開示いただけなかったため、問題の原因特定や解決が困難でした。

物販開始当初は社員5名程度と小規模でしたが、おかげさまでビジネスも徐々に成長を続け、月に5,000件程度だった注文が日に1,500件を超えるなど急加速していきました。当時の委託先様では、その成長分を処理するためのスペースや管理体制が整っておらず、不安な点が多くありました。事業の分岐点ともなるような重要な時期に、根本となる物流の点がネックになることはどうしても避けたい事態です。そもそもの費用感が適性であるのかといった根本的な点を含め、物流パートナーを再検討する必要があるだろうと考えていました。

「通販」の圧倒的な経験。担当者の熱意もあり決断

Q：選択のポイントについてお聞かせください。
われわれはスタートアップであり大企業ではありませんため、委託先を選ぶにあたっては、厳格な規定というよりやはり正しい管理や出荷にご対応いただけるかという点が最重要でした。また、われわれは顧客に直接商品を販売するD2C企業であり、開発・販売・流通などすべての面でどれだけコストを最適化するかが非常に重要で、運送や保管などもその例外ではありません。

事業者の乗り換えは2～3社様で検討を進めており、ベルーナさんにも問い合わせようと思っていた矢先、偶然ちょうど良いタイミングでお声がけをいただきました。お世辞ではなくその前から検討をしておりましたので、良い意味での驚きでした。

決め手となったのは、やはりベルーナさんが「通販」に精通されている点です。長年通信販売に携わっておられ、自社物流センターのノウハウを築き上げ、物流に関わるあらゆるオペレーションがマニュアル化されていることに感心しました。われわれは物流に明るいわけではありませんので、弱い部分を補っていただけるとても心強い存在に見えました。

また、料金面でも非常に分かりやすく好印象でした。他社様ではサービスがパッケージ化されており、すべてまとめた料金でご提案いただくところが多かったように思われます。一見便利ではありますが、最大限のコスト最適化を図りたいわれわれとしては、何にどれだけ費用が必要なのかといった内訳が分かりません。当時のわれわれのビジネス規模では、現実的に交渉が難しいといった事情もありました。

その点ベルーナさんは、見積書も細かく項目を分けてくださるため、どの工程でどれだけ費用が必要かといったことがはっきりと可視化されていました。

またご担当者様は、細かな要望にも親身になって相談に応じてくださいました。物流に関しては素人であるわれわれの拙い質問等にも非常に熱意を持って接してくださり、細かい調整にも柔軟に対応してくれたことは非常に感謝しております。

その他にも、各社様からいただいたご提案書は確かにきれいにまとめられたものも多かったのですが、ベルーナさんの説明が最も具体的でした。すべての点を総合的に勘案し、最終的には御社を選ばせていただきました。

移行当時のトラブルも、熟練担当者が解決

Q：導入されてどのような効果がありましたか？
導入開始時はどうしても細かなトラブル等が発生するものですが、充分想定の範囲内で収まっていました。物流の仕組みをまるごと入れ替えるわけですから、実際にはより多くの問題があったと想定されますが、現場にかなり熟練されたご担当者様を充てていただいたこともあり、トラブルが少なかったと伺っています。

その後も、仮に何かトラブルが発生した際でもすぐにコミュニケーションを取れる窓口担当者様がおり、的確なご提案をいただいておりましたため、物流の専門家が味方についてくださったようで安心感がありました。また、コスト削減が実現できたことも非常に大きかったです。

今後も、現場のフローとオペレーションをベルーナさんと一緒に試行錯誤し、出荷のキャパシティを最大限に上げることを共通目標としながら、お互いに良い関係を築いていきたいです。

自社倉庫のようなやりやすさ。状況に応じた提案も

Q：運用の工夫についてお聞かせください。
当社には、ベルーナさんのご担当者様ほど高度な知識を持つ物流の専門家はおりません。そのため、われわれにできる限りの要望をしっかりと伝え、情報共有を図るために週次でミーティングを行わせていただいています。

その他にも、実際の倉庫にも頻繁に足を運ばせていただき、現場の方とコミュニケーションを取っています。そうするうちに関係者の方々とも連携が深まり、まるで自社倉庫のようなイメージで仕事を進めることができています。

実は、ベルーナさんに移行してからも出荷量が拡大しているのですが、その時の状況に合わせてご提案をいただけています。そのあたりは、自社でも通販をされていらっしゃるだけの課題に対する対応能力の高さだと感じています。

その他にも商品や資材の企画などにも関わっていただくなど、事業の成長に大きく貢献するパートナーとして信頼しております。

販路拡大の目標、二人三脚で取り組みたい

Q：製品を活用して期待することなど、今後の展開についてお聞かせください。
現在はD2Cでの販売が主力ですが、今後は法人向け卸や実店舗でも販売量を増やしていきたいと考えています。個人と法人では配荷方法などオペレーションが異なり、例えば納品書の発行が必要になるなど作業も複雑になることが予想されますが、出荷量を増やすための方策を継続的に検討していきたいと思っています。

ベルーナさんであれば、そうした要望にも適切な提案をしてくださると期待していますので、今後も二人三脚で売上を伸ばしていきたいです。